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廃墟 撮影場所 管理人のつぶやき

廃墟の撮影許可を取る方法を廃墟の種類ごとに紹介!!

投稿日:2019年10月19日 更新日:

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先日、鬼怒川温泉にて廃墟群(廃墟がたくさん密集しているところ)を撮影してきましたので、これを機に許可を得て廃墟を合法的に撮影する際の注意点等を書いておきます。

あくまで不法侵入等の違法行為はしないことが前提の記事です。

これから廃墟を撮影する(したい)方の役に立てれば幸いです。

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廃墟の撮影許可についての前提

日本にある建物はたとえ廃墟であろうが所有権で揉めていようが、相続人が見つかっていなかろうが、法律上誰かの所有物です。

「廃墟だから誰の物でもない、だから入って良い」という理論は成立しません。

捕まるか捕まらないかは別次元の話になりますが、良い大人(社会人)が合法的に建物内に入りたいなら許可を取るしかありません。

逆に公道から(敷地外)から外観を撮影するのであれば自由に撮影できると考えて大丈夫です。

肖像権は人間にしか認められない権利なので、建物にはありません。

通行の邪魔にならないようにだけ注意しましょう。

廃墟の撮影許可について 廃墟の種類

ここでいったん「廃墟」といっても以下のような種類があると思いますので、種類ごとに撮影許可について書いていきます。

① 所有者が分かり撮影できる廃墟

② 所有者は分かるが撮影できるか分からない廃墟

③ 所有者が分からず撮影できるかも分からない廃墟

① 所有者が分かり撮影できる廃墟

すでに操業していない工場などを所有者がレンタルスタジオのように貸し出している場合です。

インターネットで検索すると出てくると思いますが、決められたお金を払えば問題なく撮影ができます。

当然に合法で一番安心安全なパターンです。

これ以下で紹介するパターンは面倒さが格段に増していくため、大人しくこのパターンで撮影できる場所までで満足しましょう。

マジで。

② 所有者は分かるが撮影できるか分からない廃墟

ここからは合法的に撮影するのがグッと面倒になります。

ここでいう物件は誰が(どこの会社が)所有・管理しているかが分かる物件のことで、撮影許可さえ貰えれば撮影ができる物件のことです。

すでに使われていない公共施設の廃墟もここに含みます。

撮影許可さえ貰えれば簡単じゃんと思いがちですが、そんなに甘くはありません。

所有者からすれば、所有する物件に見ず知らずの人を入れてもまっっったくメリットはありません、デメリットはありますが。

(デメリットの例:心霊スポット化した場合の風評被害、建物内での事故怪我の対応、撮影したい人が他に来た場合の対応、、等々)

所有者と撮影許可について交渉する際は、怪我等はすべて自己責任なのは当たり前で、所有者に対して何らかのメリットを提供できるように交渉した方が良いと思います。

単純なのはお金を払うことですが、例えば所有者にとって使い道のある写真を提供することも場合によってはアリかもしれません。

市町村が所有者の場合は観光資源に使えることをアピールして、資料として撮影した写真も提供する、、とかです。

でも基本的にはデメリットの方が多いので、普通は断られると思います。

 

③ 所有者が分からず撮影できるかも分からない廃墟

世の中の廃墟と呼ばれる物件はだいたいコレなのではないかと思います。

所有者を見つけてからは、②の内容と同じになるのですが建物の所有者を調べるのが②に加えて更に面倒です。

ですが、私が思いつく方法は以下のとおりです。

実際に廃墟のある現地に行ってみる

廃墟となっている建物に「立ち入り禁止 ◯◯株式会社」みたいな看板があればとりあえずの連絡先が分かるかもしれません。

実際に鬼怒川の廃墟のうちのいくつかもこういった看板が貼ってありました。

近場ならダメ元で行ってみても良いかも・・・です。

廃墟物件の登記情報を調べる

登記情報はインターネットでも請求できますので、登記から所有者を調べる方法です。

ただし、所有者が変わっていても登記がそのまま、なんていうことはザラなので、すんなりいくかどうかは運です。

また、所有者と管理者が別であった場合も登記からは分かりません。

 

a、b共に交渉相手を探すための「とっかかり」になる可能性はありますが、絶対に所有者をつきとめられる訳ではありません。

余談ですが、社会問題になっている「空き家問題」も、使われていない建物が事実上の誰のものかを特定するのが困難だから社会問題になっているのです。

廃墟の撮影許可を取らずに撮影・侵入した場合

インターネット上には廃墟に侵入している動画や写真がたくさんありますが、ちゃんとした許可がなければ違法です。

インターネット上の「この廃墟は入れるから大丈夫」なんていう記載は全く信じたらダメです。

所有者や管理者が実はちゃんと存在していて、警察を呼ばれても文句は言えません。

カメラ趣味の良い歳した大人が、休日にお巡りさんのお世話にはなりたくないですよね。

(ちなみに私が鬼怒川に行った際にも、廃墟内に侵入して警察のご厄介になっている人たちがいたようです。)

廃墟の中に入りたい気持ちはすごく分かりますが、他の人がやっているからといって気軽に侵入したりしないでください。

廃墟の撮影は公道から見える部分までで満足しておいた方が絶対に良いです。

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  1. […] 撮影許可について書いた記事はコチラ […]

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